八正道 — 智慧・戒・定をともに育てる道
nakano
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概要
八正道(はっしょうどう)は、四聖諦の道諦として示される、苦の止滅へ向かう実践です。
正見、正思惟、正語、正業、正命、正精進、正念、正定の八つからなります。
三つの領域
伝統的には、八つを智慧・戒・定へ整理します。
智慧
- 正見:苦、苦の起源、止滅、道を知る。
- 正思惟:離欲、悪意を離れること、害さないことへ心を向ける。
戒
- 正語:偽り、仲違いを生む言葉、荒い言葉、無益な言葉を避ける。
- 正業:殺生、盗み、不適切な性行為を避ける。
- 正命:苦を増やす誤った生計を離れる。
定
- 正精進:不善を防ぎ、捨て、善を生じさせ、育てる。
- 正念:身体、感受、心、法を明瞭に観察する。
- 正定:心を深く統一し、禅定を育てる。
一つだけを切り取らない
八つは独立したチェック項目ではありません。正見は意図と言葉を導き、害を減らす行為は後悔を少なくし、整った心はさらに明晰な理解を可能にします。
サティだけをストレス低減の技法として切り取ると、言葉、行為、生計、深い集中が見えなくなります。八正道は、内面と社会的行為を一つの道へ結びます。
中道
『相応部』56.11は、感覚的快楽への耽溺と自らを痛めつける苦行という二つの極端を避ける中道として八正道を示します。中道は、何事も五分五分にする妥協ではなく、苦の止滅へ至らない二つの行き止まりを離れる道です。