初期仏教

10 Concepts

無我(アナッタ) — 五蘊を自己としてつかまない

無我とは、変化し制御できない五蘊を、私のもの・私・私の自己としてつかむ根拠を点検する初期仏教の教え。

初期仏教
無我
五蘊
解脱

縁起 — 苦を成立させる条件の連関

縁起とは、経験と苦が独立して生じるのではなく、複数の条件に依存して生起・止滅することを示す初期仏教の分析。

初期仏教
縁起
条件
中観派

苦(ドゥッカ) — 痛みと執着を含む不安定さ

苦とは、痛みや悲しみだけでなく、変化し制御できない経験を永続する支えとしてつかむ不安定さを含む初期仏教の中心概念。

初期仏教
四聖諦
二本の矢

五蘊 — 自己としてつかまれる五つのまとまり

五蘊とは、色・受・想・行・識という経験の五つのまとまり。初期仏教は、それらを自己として所有・同一化できるかを問う。

初期仏教
五蘊
無我

四聖諦 — 苦を四つの課題へ分ける

四聖諦とは、苦・苦の起源・苦の止滅・止滅へ向かう道を、理解・放棄・実現・修習という課題に分ける教え。

初期仏教
四聖諦
八正道

涅槃(ニッバーナ) — 苦を燃やす条件の終息

涅槃とは、渇愛と貪・瞋・痴が止み、執着によって苦が再生産される条件系列から解放されること。

初期仏教
涅槃
解脱
止滅

八正道 — 智慧・戒・定をともに育てる道

八正道とは、正見から正定まで、理解・意図・言葉・行為・生計・努力・念・定を一つの道に結ぶ初期仏教の実践。

初期仏教
八正道
四聖諦
実践

サティ(念) — 道の方向を保つ気づき

サティとは、身体・感受・心・法を明瞭に観察し、苦の止滅へ向かう八正道の方向を忘れず保つ実践。

初期仏教
サティ
正念
八正道

渇愛(タンハー) — 苦を集める渇き

渇愛とは、快を求め、不快を退け、存在や非存在をつかもうとして、苦の条件系列を支える渇き。

初期仏教
渇愛
四聖諦
縁起

三法印・四法印 — 仏教を特徴づける観察の枠組み

無常・苦・無我・涅槃をめぐる法印を、初期経典の表現と後代に整えられた分類を区別して理解する。

仏教
三法印
四法印
初期仏教