斉物論

nakano
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概要

「斉物論」は『荘子』内篇の一篇です。是と非、正しいと間違い、美しいと醜いといった判断を、誰もが自分の位置から確信していることを問い返します。

詳細解説

斉物論は、すべての違いが実在しない、あるいは全員の意見が同じように正しいと述べる文章ではありません。言葉による区別や視点には限界があり、いま握っている判断を世界の全体と取り違えないことが問題になります。

胡蝶の夢の末尾が、周と蝶の「分」を残すのもそのためです。区別はある。しかし、その区別が固定され、唯一の見え方になるとは限らない。第一部はこの論点を、『老子』第2章の対概念の連なりとは別の文章として読み分けています。

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