道(タオ)

nakano
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概要

「道(タオ)」とは、道教および老荘思想における最高概念です。天地万物が生成される根源的な一なるものであり、宇宙を貫く普遍的な法則やエネルギーを指します。言葉で定義し尽くすことはできない(「道は名づくべからず」)とされ、目に見えないものの、あらゆる存在の中に遍在していると考えられています。

詳細解説

老子の『道徳経』では、道は「万物の母」として描かれます。道から一(太極)が生まれ、一から二(陰陽)が生まれ、二から三(和気)が生まれ、そして万物が生まれたとされています。

現代物理学者のフリッチョフ・カプラは著書『タオ自然学』において、量子力学が見出す世界観と「道」の直観が驚くほど一致していることを指摘しました。宇宙は静止した「モノ」の集まりではなく、絶えず変化し、複雑に絡み合い、相互に影響し合う「プロセスの網の目」です。

このダイナミックな生成のプロセスそのものが「道」であり、私たちは独立した個ではなく、この大きな流れの一部として存在しています。

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