上善若水
nakano
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概要
「上善若水」は『老子』第8章の言葉です。水は万物を利しながら争わず、人の嫌う低い場所にいるとされます。水の比喩は、勝ち取る力ではなく、低さ・非争・支えを通して強さを考え直す場面です。
詳細解説
第76章は、堅強を死の側に、柔弱を生の側に置きます。第78章は、水より柔弱なものはないが、堅強なものに働きかけるには水に勝るものがないと述べ、最後には国の汚れや不祥を引き受ける統治者へ向かいます。
したがって、水を「勝つために柔軟になろう」という成功の技術へ変えると、低い場所にいること、争わないこと、引き受けることが落ちてしまいます。第一部では、水を柔弱と無力、低さと自己否定を同一にしないための比喩として読んでいます。