インド哲学

13 Concepts

アドヴァイタ — 非二元論という読み

ブラフマンとアートマンを二つの独立実体と見ない、後代ヴェーダーンタの有力な解釈伝統。

インド哲学
ヴェーダーンタ
ウパニシャッド
非二元論

アーナンダ — 歓喜を所有しない

タイッティリーヤ・ウパニシャッドで、欲望から自由な人とともに段階的に語られる歓喜。単なる快感ではない。

ウパニシャッド
インド哲学
歓喜
パンチャ・コーシャ

アートマン — 自己を問うための語

身体、息、心、知る働きなど、文脈によって多様に語られる「自己」。単純な魂の同義語ではない。

ウパニシャッド
インド哲学
自己
意識

ブラフマン — 世界の根拠を問う語

宇宙の根本原理と訳されるが、祭式の力、言葉、存在の根拠など多様な文脈を持つ。

ウパニシャッド
インド哲学
ヴェーダーンタ
存在論

ジーヴァンムクタ — 生きながら解放された者

身体を持って生きながら解放に達した者を表す、後代ヴェーダーンタで発展した概念。

インド哲学
ヴェーダーンタ
解脱
受容史

カルマ・ヨーガ

行為を放棄せず、果実への欲望・所有意識・行為者意識を離し、行為を供犠・神への奉献へ変える『バガヴァッド・ギーター』の実践思想。

インド哲学
カルマ
行動哲学

マーヤー — 古い語と後代の世界理解

創造の力、測る働き、現れの不可思議さから、後代アドヴァイタの世界説明へ発展した概念。

インド哲学
ヴェーダーンタ
ウパニシャッド
認識論

ネーティ・ネーティ — 限定を外す否定

「それではない、それでもない」。何も語れないとするのでなく、自己やブラフマンを一つの定義へ閉じない叙述。

ウパニシャッド
インド哲学
認識論
否定

パンチャ・コーシャ — 五つの「より内なる自己」

食・息・心・理解・歓喜を段階的にたどる、タイッティリーヤ・ウパニシャッドの自己探究。

ウパニシャッド
インド哲学
自己探究
パンチャ・コーシャ

サークシン — 証人としての自己

経験内容の変化を知る「証人」を表す、後代ヴェーダーンタで精密化された概念。

インド哲学
ヴェーダーンタ
意識
自己

シャンティ — 平安を願う言葉

ウパニシャッドの冒頭や末尾で唱えられる平安の祈り。三唱の意味は一つの固定表だけに還元できない。

ウパニシャッド
インド哲学
平安
祈り

タット・トヴァム・アシ — 汝はそれなり

父が土、蜜、川、種、塩水の比喩を重ねた後、息子に繰り返し告げるチャーンドーギヤの重要句。

ウパニシャッド
インド哲学
重要句
ヴェーダーンタ

トゥリーヤ — 「第四」を一状態に閉じない

覚醒・夢・深い眠りを並べた後、内でも外でもないと否定的に記される自己の第四の部分。

ウパニシャッド
インド哲学
意識
OM