インド哲学

12 Concepts

梵我一如 — ブラフマンとアートマンの同一性

宇宙の根本原理(ブラフマン)と個人の真の自己(アートマン)は本質的に同一であるという、ウパニシャッド哲学の最高到達点。

ウパニシャッド
インド哲学
形而上学
一元論

アーナンダ — 根源的な至福

理由も条件も必要としない、存在していることそのものの充足感。「楽しいことがあったから嬉しい」という条件付きの喜びではなく、ただそこに在る根源的な満足感。

ウパニシャッド
インド哲学
至福
実践

アートマン — 真の自己

個人の内奥にある純粋な意識。感情でも思考でも記憶でもなく、それらすべてを静かに「観ている」変わらぬ核心。

ウパニシャッド
インド哲学
自己
意識論

ブラフマン — 宇宙の根本原理

万物が生まれ、維持され、還っていく宇宙の究極の基盤。特定の神格ではなく、あらゆる存在を包む「無限の実在」。

ウパニシャッド
インド哲学
形而上学
意識論

ジーヴァンムクタ — 生前解脱

肉体を持ち日常生活を送りながら、「分離の幻想」から解放されて生きる境地。完璧な聖人ではなく、日常の中で繰り返し「手放す練習」をしている人の姿。

ウパニシャッド
インド哲学
解脱
実践

マーヤー — 幻影

名前と形によって生じる「個別性」の感覚。一なる実在を分断されたものとして見せる認識のフィルター。

ウパニシャッド
インド哲学
マーヤー
認識論

ネーティ・ネーティ — 否定の知の技法

「それではない、それでもない」を繰り返し、言語が届かない場所を指し示す。無限なるものを定義で捉えようとすることへの、最も誠実な知的応答。

ウパニシャッド
インド哲学
認識論
否定神学

パンチャ・コーシャ — 五つの鞘

人間の存在を5層の入れ子構造として捉えるウパニシャッドの内省モデル。外側から肉体・呼吸・心・知性・歓喜の鞘が積み重なり、その核心に真の自己が宿る。

ウパニシャッド
インド哲学
内省
意識論

サークシン — 目撃者としての意識

喜怒哀楽というドラマを後ろから静かに観ている、変化しない意識の核心。アートマンの動的な側面であり、「観られる内容」とは区別される「観ること」の主体。

ウパニシャッド
インド哲学
意識論
瞑想

シャンティ — 平安

論理が役割を終え、思考というノイズが静まったとき残るもの。Om Shanti, Shanti, Shanti——肉体・言葉・心のすべての次元に訪れる、理由なき静けさ。

ウパニシャッド
インド哲学
平安
実践

タット・トヴァム・アシ — 汝はそれなり

「それ(ブラフマン)」と「汝(アートマン)」は同一である——梵我一如を指し示す、チャーンドーギヤ・ウパニシャッドの核心的な聖句。

ウパニシャッド
インド哲学
聖句
梵我一如

トゥリーヤ — 第四の意識状態

覚醒・夢・深い眠りという三つの意識状態すべてを「観ている」不変の意識基盤。映画を映し続けても変わらないスクリーンのような存在。

ウパニシャッド
インド哲学
意識論
瞑想