ジーヴァンムクタ — 生きながら解放された者
nakano
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概要
ジーヴァンムクタ(jīvanmukta)は、「生きながら解放された者」を意味します。身体が生きている間に無知や執着から自由になった人を表し、後代のアドヴァイタ・ヴェーダーンタで詳しく論じられました。
古いウパニシャッドには、生きている今ここで自己を知り、欲望の結び目が解け、不死へ達するという表現があります。しかし「ジーヴァンムクタ」という完成した人物像を、すべての古い経典が同じ語で提示するわけではありません。
後代の体系化
後代の文献は、自己知を得た後も身体と過去の行為の結果が続くこと、解放された人が社会の中でどう生きるかを論じました。そこで、死後の解放と区別して「生前解脱」が重要になります。
誤解しやすい点
ジーヴァンムクタは、感情がなく、常に快適で、何をしても正しい超人という意味ではありません。古典の権威を使って特定人物の無謬性を正当化すれば、批判や責任が消えます。
また、平静な心理状態と解放を同一視することもできません。概念は存在と知の関係を扱い、臨床的な心の健康とは別の問いを含みます。