二障

nakano
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概要

二障(にしょう)は、煩悩障と所知障です。『成唯識論』巻一は、二つの障りを断つことで、大涅槃と大菩提を証得すると説明します。

詳細解説

  • 煩悩障:貪・瞋・痴など、涅槃を妨げる煩悩の障りです。我執と深く関係します。
  • 所知障:知られるべき対象について、無分別智や菩提を妨げる障りです。法執と深く関係します。

二障を「感情の問題」と「知識不足」へ単純に分けることはできません。所知障の「所知」は知識の量という意味ではなく、智慧が対象を明らかに知ることを妨げる障りを指します。

『唯識三十論頌』第29頌は、出世間智によって二つの粗重を捨て、転依を証得すると説きます。『成唯識論』巻十では、二障は転依の「所転捨」、つまり転換によって捨てられるものの中に位置づけられます。

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