有無相生
nakano
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概要
「有無相生」は『老子』第2章にある言葉です。同じ箇所では、難と易、長と短、高と下、音と声、前と後もまた、互いを成立させるものとして連ねられます。
詳細解説
ここで言われているのは、区別がすべて嘘だということではありません。長さや高さ、美しさや醜さを、私たちは実際に区別して暮らします。けれど、その区別を対象の中に永久に固定された本質だと決めないことが問われます。
第2章は続けて、聖人が無為の事に処し、万物を生んでも所有せず、為しても恃まず、功成っても居ないと述べます。第一部では、評価を消すのではなく、評価がどの比較の中で作られたかを見るための手がかりとして読んでいます。これは現代への応用であり、原典の直訳ではありません。