ジャイナ教のカルマ過程
nakano
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概要
ジャイナ教では、カルマは行為の結果を示す抽象的な法則だけでなく、魂に結びつく微細な物質として説明されます。
その過程は、次の五つを分けると理解しやすくなります。
- アースラヴァ(流入):心・言葉・身体の活動を通じてカルマ物質が魂へ入る。
- バンダ(束縛):誤った見方、無自制、不注意、情念などによって、カルマ物質が魂と結びつく。
- サンヴァラ(遮断):自制、注意、誓戒などによって、新しい流入を止める。
- ニルジャラー(脱落):すでに結びついたカルマが、成熟やタパスによって落ちる。
- モークシャ(解脱):すべてのカルマが消滅し、魂が輪廻から離れる。
なぜ区別が必要なのか
流入したことと、魂を長く束縛することは同じではありません。また、新しい流入を止めても、すでに蓄積したカルマは残ります。
この区別によって、ジャイナ教の修行は、単に「良い行いを増やす」ことではなく、流入の原因を抑え、既存の束縛を落とす解脱への道として理解できます。
現代への応用
刺激を減らすことと、身についた反応を弱めることを分ける読み方は、日常の習慣を考える助けになります。ただし、これは記事側の応用です。カルマ物質とモークシャを、心理学的な癖の比喩だけに縮めない注意が必要です。