プドガラ (Pudgala)

nakano
4 min read

概要

プドガラ(pudgala)は、ジャイナ教の六実体の一つである物質です。色、味、匂い、触れられる性質をもち、最小の原子から複数の原子が集まった集合体までを含みます。

身体、言葉に用いられる音、呼吸なども、ジャイナ教の体系ではプドガラに関係します。

カルマも物質である

ジャイナ教の特徴は、カルマを魂に影響する抽象的な法則だけでなく、微細な物質として説明することです。心・言葉・身体の活動を通じてカルマ物質が流入し、情念や不注意などの条件によってジーヴァと結びつきます。

この結合は、カルマの流入(アースラヴァ)と束縛(バンダ)に分けて考えます。新たな流入を止めるサンヴァラ、すでに束縛しているカルマを落とすニルジャラーを経て、すべてのカルマが消滅した状態がモークシャです。

カルマを「性格を記述するプログラム」や遺伝情報と同一視すると、魂・輪廻・解脱を含む原典の枠組みが失われます。プログラムという比喩は理解の補助にはなっても、プドガラの定義ではありません。

関連するブログ記事