モディモ(Modimo)

nakano
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概要

モディモ(Modimo)は、ソト・ツワナ語群で神、神性を表す語です。キリスト教宣教師は聖書のGodの訳語として用いましたが、もともとの宗教理解と宣教師が伝えた神概念がどこまで重なるかは、長く議論されてきました。

Gabriel M. Setiloaneは、ソト・ツワナのModimo理解を、存在に浸透する力や臨在という言葉でも説明しました。これは彼の神学的解釈であり、電磁気学で測定できるエネルギーだという意味ではありません。

詳細解説

1. 翻訳によって同じ語になっても、同じ概念とは限らない

宣教師が現地語の語を聖書翻訳に採用すると、二つの方向の変化が起きます。キリスト教の神概念が現地語で理解される一方、もともとの語もキリスト教の教義から読み直されます。

Setiloaneの研究は、宣教師がソト・ツワナの宗教理解を単なる迷信や誤解として退けたことを批判し、現地の言葉から神学を組み立て直そうとした仕事です。

2. 人格神か、非人格的な力かという二択を避ける

Modimoを「西洋の人格神」と「アフリカの非人格的エネルギー」の対立だけで説明すると、どちらの伝統も単純化されます。宗教的な臨在、創造、畏れ、人と祖先の関係など、複数の文脈を分けて読む必要があります。

3. セリティとの関係

Setiloaneは人間の動的な存在を論じる中で、Modimo、Motho ke Modimo、セリティを結びつけています。しかし、この神学的構成を北ソトのセリティ一般の唯一の説明として使うことはできません。

Ratheteが北ソトを中心に調査したセリティには、人格、尊厳、祖先、儀礼、社会的評価などが重なります。著者、地域、資料の種類を示したうえで、両者の関係を考える必要があります。

さらに深く知るためのガイド

  • Gabriel M. Setiloane, The Image of God among the Sotho-Tswana, A. A. Balkema, 1976.
  • Gabriel M. Setiloane, African Theology: An Introduction, Skotaville Publishers, 1986.