心統性情(しんとうせいじょう)
nakano
5 min read
概要
心統性情は「心は性と情を統べる」という命題です。朱熹は「性は心の理、情は心の用」と説明し、まだ発していない理と、事に触れて動く感情を、一つの心のはたらきとして捉えます。
詳細解説
性と情
性は心に具わる理です。情は、その性が具体的な事に触れて動くところです。怒りや悲しみがあること自体は悪ではありません。
『中庸章句』は、喜怒哀楽が発して「皆節に中る」ことを和とします。問われるのは、感情が時・相手・強さにかなっているかです。
心は機械的な司令塔ではない
心を、感情へ一方的に命令するコントロールタワーとだけ考えると狭くなります。心は、情の動きを通して自分の偏りを知り、性の理を具体的な応答へ移す場です。
中節と学び直し
不正を見た怒りが必要なこともあります。しかし面子を守る怒りへ変われば、同じ感情でも場から離れます。過不足は感情を消す理由ではなく、学び直す手掛かりです。