三つのグナ
nakano
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概要
三つのグナ(guṇa)は、インド哲学でプラクリティ(自然)を構成する三つの性質を指します。『バガヴァッド・ギーター』第14章では、サットヴァ、ラジャス、タマスが、身体のうちにある主体を異なる仕方で束縛すると説かれます。
グナは固定的な性格分類でも、単なる気分の点数でもありません。心、感覚、身体、行為を含む自然の働きを説明し、そこからの解放を問うための概念です。
三つの働き
- サットヴァ(純質):明るさ、調和、知と結びつく一方、幸福と知への執着によって束縛する。
- ラジャス(激質):活動、情熱、渇望と結びつき、行為とその果実への執着によって束縛する。
- タマス(暗質):理解を覆い、不注意、怠惰、眠りへ傾ける。
第14章10節では、三者が互いを抑え、いずれかが優勢になると語られます。このため、ある状態を人格の本質として固定する読み方は適切ではありません。
サットヴァも終点ではない
サットヴァは明るさと知をもたらしますが、ギーターはそれも束縛になりうると述べます。目標は、ラジャスとタマスを消してサットヴァだけになることではありません。
第14章20節以降では、三グナが現れても憎まず、去っても求めず、平静を保つ者が描かれます。26節では、揺るがないバクティによってクリシュナに仕える者が三グナを超えるとされます。
現代的な利用の注意
「今の状態を、自分の人格全体と同じだと思わない」という応用はできます。ただし、「この人はタマスだ」と他人を分類したり、机や室温を変えればグナを直接操作できると原典が述べているかのように説明したりすることはできません。
第17章は、食物、祭祀、苦行、布施などを三グナに分類します。そこから生活条件と心の関係を考える余地はありますが、具体的な環境介入は現代的な解釈として区別する必要があります。
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さらに深く知るためのガイド
- 『バガヴァッド・ギーター』第14章5〜27節
- 『バガヴァッド・ギーター』第17章